ようこそ。睡眠不足なプログラマのチラ裏です。

やはりPS3のGPUは、XBOX360より低性能だった。

今回のGDC 2007でも、PS3プロジェクトに参加している開発者が一貫して筆者に囁いてくるのがRSXへの不満だ。特に頂点シェーダに対する不満が多く、口を揃えて「GPUのRSXが遅い。とくに頂点性能がXbox 360と比較すると辛すぎる」という。

 Xbox 360でうまくいっていたポリゴン予算をPS3に持ってくると、頂点性能が足りなくてうまくいかず、ポリゴン数削減に迫られるというのだ。RSXの頂点シェーダの性能がそこまで低いというのは少々意外だが、「SPUを頂点処理に使う」ということに気が付いた開発者は、逆に口を揃えて「RSXの頂点シェーダは要らないですね」とまで言ってくる。どうやら、PS3の開発シーンでは、RSXの頂点シェーダを活用しないのがトレンドとなってきているらしい。

「GPUのRSXが遅い。とくに頂点性能がXbox 360と比較すると辛すぎる」

「メインCPUのPPE(Power Processor Element)が遅過ぎる。
体感でPentium IIIの1GHz前後くらい。場合によってはPS2のEE(CPU)の方が速いと思うことすらある」

ちょwwwwwおまwwww


つまり、開発ツールがどんなに進化しようと、
PS3はXBox360に勝る性能を発揮できなさそうということですな。残念!
なんというか、当時セガサターンがSH2*1(28.6MHz、25MIPS)を2個積んで
「これぞ次世代機だぜ!」という算段で作ってみたけど、
最終的に潜在的なマシンパワーを発揮できませんでした^^;的な黒歴史が脳裏をよぎります。
そんなわけで、PS3はこけると先読みし、Xbox360を選らんだ俺の選択は正解だった!(のか?)

*1:日立製作所(現ルネサス テクノロジ)が開発した32ビットRISC CPU